北枕(きたまくら)
「北枕 人生最後の尊いお姿」
「北枕(きたまくら)」と言えば、亡くなった人の寝姿ということで、「縁起」でもないとか・良くないことを連想する人が、多くないでしょうか。
3月(旧暦は2月)は、お釈迦様が涅槃(ねはん)に入られた月である。涅槃とは、完全な仏となられたこと。その最後の尊いお姿が、頭北面西 右脇(うきょう)に臥(ふ)された姿で、俗に言う北枕である。 人生最後は、尊いお釈迦様の涅槃の姿に、似させていただく。尊いお姿が北枕である。
お釈迦様の最後の様子を描いた「涅槃図」(浄光寺蔵)
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